通販カニの茹で方やレシピも
カニの部位を解説!
カニの部位を解説!

カニ料理を囲むとき、「この部分って何て呼ぶの?」「一番おいしいのはどこ?」と迷うことはありませんか? カニには、脚・爪・肩・甲羅などさまざまな部位があり、食感や味わいが異なり、楽しみ方もさまざま。
ここでは代表的な部位の名称と、それぞれの特徴や代表的な食べ方による魅力をご紹介します。
カニのお取り寄せ商品をチェック甲羅|カニ味噌が人気の旨みの宝庫


カニの背中側を覆う「甲羅」は、外側は硬い殻で中には臓器が詰まっています。特に人気なのがカニ味噌。
甲羅の内側にある「カニ味噌」はカニの内臓にあたる部分で、とろりとした食感と濃厚なコク、濃密な旨みが特徴。好き嫌いが分かれる部位でもありますが、炊き込みごはんや甲羅焼きなどに使われることが多く、好きな方にとってはまさに絶品。日本酒との相性もよく、おつまみとして人気があります。
また、甲羅にカニ味噌と身を詰めて焼く「甲羅焼き」も人気の一品。香ばしさとコクが絡み合い、贅沢なひと口が楽しめます。
脚|プリッとした食感と食べ応え


カニの主役ともいえるのが「脚(あし)」の部分。太くて身が詰まっており、かにしゃぶや焼きガニ、ボイルガニなど幅広い料理で活躍します。部位としてはさらに細かく分かれており、根元に近い方が太く、先に向かうにつれて細くなっていきます。
いわば“花形”の部位である「棒肉」は、スッと一本に抜ける形状で見た目も美しく、贈答用や料亭などでも人気があります。ぷりっとしたやわらかさと、噛んだ瞬間にじゅわっと広がる旨みが特徴。繊維がほどよくほぐれるため、かにしゃぶや焼きガニ、シンプルなボイルなどで味わうのがぴったりです。
爪|しっかりとした旨みと弾力


カニの「爪」は、天敵から身を守ったり獲物をつかむ重要なパーツです。そのため、身は締まっていて筋肉質。プリッとした弾力と濃厚な旨みが感じられ、サイズは小ぶりでも、満足度は高めです。脚に比べて少ししっかりめの噛みごたえがあり、「食べ応え重視」の方におすすめ。
旨みが強く、火を通しても味がぼやけにくいため、揚げ物やソテーにもよく合います。バターソテーや天ぷら、フライなどの料理にも向いています。味つけの主張に負けない存在感があります。
肩肉|旨みが凝縮された通好み


脚の付け根あたりにあるのが「肩肉(関節周辺)」です。一見地味ですが、濃厚な旨みがギュッと詰まっています。身は繊維が細かく、ほぐして食べるのが基本。スプーンで丁寧にかき出したり、甲羅の中に残る細かな身を集めたりと、“通好み”の味わい方ができる部位です。
ほぐし身としてカニグラタンやカニチャーハンなど、料理の具材としても大活躍します。
その他の部位|隠れた楽しみも


・ふんどし(前かけ)
カニの脚先やエラ下の腹部にある「ふんどし」は別名「前かけ」とも呼ばれます。食べる部分は少ないですが、柔らかくツルッとした食感が特徴。
・殻の内側の身
殻の内側に残る細かな身にも、それぞれに魅力があります。脚先の部分は繊細であっさりとした味わい。殻の間に残った小さな身にも旨みが潜んでおり、かき集めながら食べるのも、カニ好きにとっては楽しみのひとつです。
カニの調理法別・おすすめの食べ方


・刺身(生食)
カニ本来の風味を一番ダイレクトに感じられるのが「刺身」。繊細で甘みのある味わいで、鮮度が命の贅沢なひと皿です。特に本ズワイガニや花咲ガニの棒肉部分は、口に入れた瞬間にとろけるような甘みと、舌に吸いつくような柔らかさが特徴です。
おすすめの食べ方
- さっと冷水で締めて、わさび醤油で
- ポン酢に柚子胡椒を添えてさっぱりと
冷凍カニの場合は「生食用」と表示されたものを選ぶのがポイント。解凍後は時間をおかずにいただくのが鉄則です。
・ボイル(茹でガニ)
うま味をぎゅっと閉じ込めた、王道の楽しみ方。茹でることでカニのうま味が凝縮され、身がふっくらと仕上がるのがボイルの魅力です。塩だけで茹でるシンプルな調理だからこそ、カニそのものの持ち味がよくわかります。お正月やお祝いの席でも定番ですね。
おすすめの食べ方
- そのままシンプルに
- カニ酢(酢・だし・砂糖少々)でさらにさっぱり
- 余った殻でカニだしを取って、お味噌汁に
一工夫レシピ
ボイルしたカニを冷蔵庫で一晩寝かせると、味がさらに落ち着いてまろやかになります。
・焼きガニ
香ばしさと甘みのバランスが絶妙で、五感で楽しむ一品です。殻ごと網にのせて焼く「焼きガニ」は、火を通すことでカニの甘みがぎゅっと引き立ち、香ばしさがプラスされます。ジュウジュウという音や香りもごちそう。お酒との相性も抜群で、冬のアウトドアや七輪焼きにもおすすめです。
おすすめの食べ方
- 焼きたてのカニにすだちを絞るだけ
- バターしょうゆで香ばしさアップ
おすすめの焼き方
- 中火で両面を2〜3分ずつ焼く
- 焼き過ぎに注意。火が通りすぎると身がパサつくため、半生のうちにいただくのがベスト
・かにしゃぶ
ぷりぷり&とろける極上食感で、特別な日のごちそうに。しゃぶしゃぶ用にカットされた棒肉を、だしにさっとくぐらせて食べる「かにしゃぶ」は、とろけるような口当たりと、ふわっとした甘みが魅力。火を入れすぎず、レア感を残すことで本来の風味が引き立ちます。
おすすめの出汁
- 昆布だし+酒少々
- ポン酢、またはごまだれで
一工夫レシピ
しゃぶしゃぶ後のだしで、かに雑炊。うま味が溶け出した絶品のしめ料理です。
・かに鍋
野菜とともに味わう贅沢なひと鍋は、家族団らんにも一役買ってくれます。寒い季節にぴったりの「かに鍋」は、カニのうま味がだしに染み出し、野菜や豆腐にもその風味が移るのが醍醐味です。脚や肩の部位を使えば、見た目にも豪華で、食卓がパッと華やぎます。
おすすめの鍋出汁
- 昆布+酒+薄口しょうゆのシンプルな寄せ鍋風
- 味噌仕立てやキムチ鍋でアレンジしても
おすすめ具材
白菜・春菊・長ねぎ・えのき・豆腐・葛きりなど。あっさりした素材がよく合います。
一工夫レシピ
カニのうま味たっぷりのだしで作る「雑炊」や「うどん」が人気。卵でとじるとまろやかに仕上がります。
食べ方の選び方と、ちょっとしたアレンジ術
カニは部位の違いはもちろん、調理法によっても味の感じ方が大きく変わります。ここまでご紹介した調理方法は、どれも甲乙つけがたい魅力があるため、どの食べ方を選べばいいか迷ってしまうというときは、カニの種類や状態に合わせるのがポイント。
たとえば、ズワイガニや毛ガニなど繊細な甘みを持つカニは、刺身やしゃぶしゃぶのように、素材の良さが引き立つ調理が◎。一方、タラバガニや花咲ガニなどしっかりした身質のカニは、焼きがにや鍋で旨みをぎゅっと引き出す食べ方がおすすめです。
また、少し残ったカニの身を使ったアレンジ料理もぜひ試してみてください。
- カニ身をたっぷりのせた「カニ雑炊」
- だしと合わせて茶碗蒸しやあんかけに
- 殻からとった出汁で作る「カニラーメン」や「カニ味噌汁」
ほんのひと手間で、最後の一口までカニの旨みを堪能できます。
今日は贅沢に刺身で、次は香ばしい焼きガニで…。カニは、調理の工夫次第で何通りもの楽しみ方ができる食材。その日の気分やシーンに合わせて選べるのも、カニならではの楽しさです。ご自宅で味わうときは、いくつかの調理法を組み合わせて「カニ三昧」スタイルにするのもおすすめですよ。
カニのお取り寄せ商品をチェック- 本記事は、au PAY マーケットによって企画・制作されています。各店舗へのお問い合わせはご遠慮ください。
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